2015年12月20日日曜日

『Memorial Album』BLP 1526



















Tracklist
1."Hymn of the Orient"
2."Easy Living"
3."Minor Mood"
4."Cherokee"
5."Wail Bait"
6."Brownie Speaks"
7."De-Dah"
8."Cookin'"
9."You Go to My Head"
10."Carving the Rock"

Personnel
Tracks 1-9
Clifford Brown - trumpet
Lou Donaldson - alto saxophone
Elmo Hope - piano
Percy Heath - bass
Philly Joe Jones - drums
Tracks 10-18
Clifford Brown - trumpet
John Lewis - piano
Gigi Gryce - alto saxophone, flute
Charlie Rouse - tenor saxophone
Percy Heath - bass
Art Blakey - drums


アルバム・タイトルに”メモリアル” 天才トランペツター、クリフォード・ブラウンはわずか25歳でこの世を去った。交通事故死だった。死後、ライオンはブルーノートに残されていた音源を集めて1枚の追悼盤とする。

アート・ブレイキー。「彼はいつもオンボロのトランペットを吹いていた。そこである日、新しいトランペットを買ってやるから楽器屋に行こうと誘った。だが彼は、このトランペットでいい、新しいやつはいらない、楽器なんかなんだっていいって言うんだ」クインシー・ジョー ンズ。「彼とはいっしょにライオネル・ハンプトンのバンドでヨーロッパに行った。みんなはブラウニーと呼んでいたが、私は”ポゴ”というニオックネームをつけた。新聞の連載漫画に出てくるフクロネズミの主人公ポゴと同じような帽子をかぶっていたからだ。彼の頭脳はコンピュータのようだった。よく音楽について質問したが、彼の答えはいつも決まっていた。グクインシー、音楽と数学は同じだよ”彼は私が書いた《ウェイル・ベイト》という曲をはじめてのリーダー・アルバムでレコーディングしてくれた」

クリフォード・ブラウンのリーダーアルバムを最初につくったのもライオンだった。その10インチ盤には通常のシリーズ名『ニュー・フェイシズ~ニュー・サウンズ』ではなく、あえて『ニュー・スター ・オン・ザ・ホライゾン』とつけた。だがブルーノートに残されていたトランペッターの音源はそれだけだった。そこでライオンは、アルト・サックス奏者ルー ・ドナルドソンと双頭リーダーでレコーディングしていた音源を抱き合わせて1枚のアルバムとする。収録時間の関係から2曲は削除せざるをえなかったが、クインシー ・ジョーンズにとって幸運なことに《ウェイル・ベイト》は生き残った。

《フラウニー・スピークス》。これが伝説のトランペッターによる伝説の3コーラスにおよぶ華麗なトランペット・ソロだ。フィラデルフィアのクラブでチャーリー・パーカーを驚かせ、ニューヨークのクラブでマイルス・デイヴィスを嫉妬させ、ヨーロッパでクインシー・ジョーンズを煙に巻いた若きトランペッターの演奏。人々がこのアルバムを聴いたとき、トランペッターはもういなかった。




『The Magnificent Thad Jones』BLP 1527

 













Studio album by Thad Jones
Tracklist
1."April in Paris" (Vernon Duke, E. Y. Harburg) - 6:43
2."Billie-Doo" (Thad Jones) - 7:30
3."If I Love Again" (Jack Murray, Ben Oakland) - 7:27
4."If Someone Had Told Me" (Peter DeRose, Charles Tobias) - 5:51
5."Thedia" (Jones) - 10:35
6."I've Got a Crush on You" (George Gershwin, Ira Gershwin) - 7:38 Bonus track on CD reissue
7."Something to Remember You By" (Howard Dietz, Arthur Schwartz) - 3:53 Bonus track on CD reissue
Recorded on July 9 (#7) and 14 (all others), 1956.
Personnel
Thad Jones - trumpet
Billy Mitchell - tenor saxophone
Kenny Burrell - guitar (track 7)
Barry Harris - piano
Percy Heath - bass
Max Roach - drums

Studio album by Thad Jones
Released:January 1957
Recorded:July 9 & 14, 1956
Van Gelder Studio, Hackensack
Genre:Jazz
Length:38:06 original LP
Label:Blue Note BLP 1527
Producer:Alfred Lion


ベリー・ゴーディ・ジュニアという若者が「車の町=モータータウン」ことデトロイトをリズム& ブルース一色で塗り替えて”モータウン” とするまえから、ミシガン州はブラック・ミュージックの温床だった。パリー・ハリスやトミー ・フラナガン(ともにピアノ)、ケニー・バレル(ギター)やドナルド・バード(トランペット)、そしてハンク(ピアノ)、サド(トランペット)、エルヴィン(、ドラムス)のジョーンズ3兄弟は” モータウン以前” のデトロイトとその周辺から輩出する。

同じころ、ノースカロライナからフィラデルフィアを経てジョン・コルトレーンが、シカゴからジヨニー・グリフィン、が、ピッツパーグからスタンリー・タレンタインらがニューヨークに導かれるようにしてやってくる。こうしてニューヨークはジャズのメッカになる。

サド・ジョーンズがカウント・ベイシーに出会ったのは、オクラホマだった。1954年から9年間、サドが《エイプリル・イン・パリ》でトランペット・ソロを吹かなかった夜はない。「毎晩、同じ曲ばかり演奏していてよく飽きないものだ」。サドは飽きなかった。そんな声にはこう考えた。みんなは知らないだけだ、ベイシーは2週間仕事をしたら2週間休むんだよ。

はじめてアレンジらしきものをしたのは22歳のときだ。叔父の海軍バンドのために、ちょっと手伝った。それがすべてのはじまりとなる。兄のハンクはピアノを弾き、弟のエルヴィンはドラムを叩く。これ以上の環境はない。だがサドはトランペットを吹くかたわら、曲を自在に料理できるアレンジの妙味に魅せられる。トランペッター兼アレンジャー。クインシー ・ジョーンズもまったく同じだ。クインシーはトランペットを捨てたが、サドは生涯、トランペットを吹き、5線紙に向かった。

アルバムの1曲目は「飽きないか」と榔撤された《エイプリル・イン・パリ》だ。サドの意地とアレンジャーとしての自信が顔をのぞかせる。ほうら、毎晩演奏している曲だって、こんなふうになるんだよ。ドラムスのマックス・ローチ以外、全員が”モーター・タウン” からやってきた。そしてニューヨークから世界へと駆け抜けていく。


 

『The Fabulous Fats Navarro』 BLP-1531

















セオドア・ナヴアロは子供のころから太っていた。ついたあだ名、が「太っちょナヴアロ-Fats Navarro」。 声変わりしてからは、それがあまりにもかん高い女性のような声だったことからさらに不名誉なあだ名が待っていた。 「ファット・ガール」 1923年9月24日、フロリダ州キーウエストに生まれる。最初は、ピアノを弾き、そのかたわらテナー・サックスを吹いていたが 13歳の時、トランペットに転向する。17歳、ダンス・バンドのトランペット・セクションでプロ・デビュー。 やがて1943年から参加した、アンディ・カーク・オーケストラでの演奏によって、その「太ったサウンド」が耳目を集める。

その噂は先輩トランペツター、ディジー・ガレスピーの耳にも届いていた。ピリー・エクスタインのオーケストラを辞めたがっていたガレスピーは 自分の後釜としてナヴアロを推薦する。「ディジーはワシントンDCでバンドを抜けた。彼は私に、アンディ・カークのところにいる、 ファッツ・ナヴァロという若いトランぺッターを聴きに行けと言った。あいつを聴いてみな、すごいからってね。そのとおりだった」(ピリー・エクスタイン) 2週間後、ナヴアロはエクスタイン・オーケストラでガレスピーが座っていた特等席に座る。聴衆は、スターであるガレスビーが、いないことに失望する余裕もなく、 この新しいトランペッターの演奏に驚嘆の声をあげた。評判は評判を呼び、それは同業のトランぺッターたちの間にも広がる。

その中に、ナヴアロが出演すると知るや駆けつけて最前列で食い入るように見つめていた、デラウェア州ウィルミントン出身の若きトランペツターの姿があった。 ファッツ・ナヴァロはクリフォード・ブラウンに決定的な影響を与えた。 10インチ時代のブルーノートのカタログに『 ファッツ・ナヴァロ・メモリアル・アルパム』という一枚が残されている。 1947年から49年にかけてライオンがレコーディングした演奏は、すでにこの時点でか「メモリアル」と付さなければならなかった。子供の頃は体格 を榔撤され、ジャズの世界に入ってサウンドが賞賛されるようになった、「太っちょナヴァロ」は、わずか26歳で「太く」短い人生に別れを告げた。 ライオンがこの驚異のトランペツターをレコーディングするには、あまりにも短い時間しか残されていなかった。

『The Fabulous Fats Navarro』 BLP-1532















死因は過度の、ドラッグと結核だったと伝えられる。フアツツ・ナヴア口、1950年7月7日、ニューヨークで没す。晩年を知るミュージシャンは、「太っちょ」 というあだ名が嘘だったように痩せ細り、まるで別人のようだったという。かつてアメリカに『メトロノーム』というジャズ雑誌があった。1947年、フアツツ・ナヴァ口がそのジャズ雑誌のインタヴューにこたえている。「私が望んでいるのは、自分独自の完壁なメロディーを吹くことだ。まったくのオリジナルで新鮮なメロディー・ライン、そのメロディーにいちばんふさわしい完壁なコード進行。それだけだ」実質的にはわずか3年間、だがナヴアロはその言葉どおり、つねにオリジナルで新鮮なアイデアにあふれたトランペット・ソロを完壁なコード進行にのっとって吹き切った。

ライオンは12インチLP時代に呼応して、この夭折のトランペッターが残した演奏を二枚のアルバムにまとめて世に問う。だがライオンの手元にナヴア口がリーダーをつとめたレコーディングは残っていなかった。ジャズ・ファンと思しき神は、ナヴア口がリーダー-アルバムをレコーディングするまえに自分だけの専属卜-ンペツターになることを望んだ。
下界に残されていたナヴアロの演奏は、タッド・ダメロンのグループの一員として録音したもの、ともにアンディ・カーク・オーケストラのトランペット・セクションの席に座っていたトランペッター、ハワード・マギーとの双頭グループ「パップテット」によるもの、それにパド・パウエルのサイドメンとして演奏したもの、これだけだ。だが、そこにフアツツ・ナヴアロがいること、そしてすべての曲において独創的なメロディーを吹いていることに変わりはない。

ライオンは「すべてのノート」を公表すべく、マスターテープのなかに刻まれていたトランペッターの足跡をかき集める。結果、2枚のルパムは大量の別テイクによって構成されることになるが、それはたんに物理的な問題からではない。たとえボツにした演奏であっても、ことこのトランペッターの演奏だけはつねに完壁だった。余談。ジャケットのデザイン担当リード・マイルスは、その独自の美学から、ナヴァロの顔を向かって左に向けさせた。撮影者フランシス・ウルフは怒ることさえ忘れたという。

『Introducing Johnny Griffin』 BLP 1533















Studio album by Johnny Griffin
Tracklist
1."Mildew" (Griffin) - 3:56
2."Chicago Calling" (Griffin) - 5:38
3."These Foolish Things" (Link, Marvell, Strachey) - 5:12
4."The Boy Next Door" (Martin, Blane) - 4:57
5."Nice and Easy" (Griffin) - 4:22
6."It's All Right with Me" (Cole Porter) - 5:02
7."Lover Man" (Davis, Ram Ramirez, Sherman) - 7:56

Personnel
Johnny Griffin - tenor sax
Wynton Kelly - piano
Curly Russell - bass
Max Roach - drums


Studio album by Johnny Griffin
Released:January 1957
Recorded:April 17, 1956
Van Gelder Studio, Hackensack
Genre:Jazz
Length:37:03
Label:Blue Note BLP 1533
Producer:Alfred Lion

『Whims of Chambers』BLP1534




















ポール・チェンパースがニューヨークにやってきたのは、1954年4月、19歳のときだった。たちまち売れっ子になったチェンパースは、1年と数か月後にはマイルス・デイヴィスのレギュラー・べーシストになっていた。すでにブルーノートのレコーディングにも顔を出していたが、まだリーダー・アルバムの声はかかっていない。

だが機会は意外にも早く訪れる。チェンパースのはじめてのレコーディングは、マイルスとコロンビア・レコードで《ラウンド・アバウト・ミッドナイト》をレコーディングしたわずか11日後に行なわれる。
メンバーのジョン・コルトレーン、フィリー・ジョー・ジョーンズの2人は、そのマイルスのグループの仲間だ。トランペッターには、チェンパースが以前に参加していたジョージ・ウォーリントンのグループからドナルド・バードが駆けつける。コルトレーンとバードにとっては、これがブルーノートにおける初レコーディングになる。

このメンバーに、ライオンは、ピアノのホレス・シルヴァー、ギターのケニー・バレルを加える。
レコーディングは変則的な編成と進行で行なわれた。まず全員で2曲演奏する。1曲目は、ドナルド・バードがこの日の6人のために書いた《ウィ・シックス》だ。つづく3曲目ではトランペット、テナー・サックス、ギターが抜け、ピアノ・トリオになる。4曲目になると、そのトリオにギターだけが加わり、次の2曲でふたたび全員による演奏になる。そして最後の7曲目でテナー・サックスだけが抜ける。こうしてレコーディングされた7曲がさらに新たな順序で収められる。

ライオンにとって、それはポール・チェンパースというべーシストをテーマにすえた「コンセプト・アルバム」だった。あらゆる楽器編成で、この才能豊かなべーシストの多彩な局面を引き出す。最多が「6」。最少「3」、それがライオンが導き出した答えだった。それは一見、気まぐれ・思いつき(whims)のようにみえるが、例によって周到に計画されていた。

チエンパースはブルックリンの小さなアパートに住んでいた。ジャケットでは、その小さなアパートを出て大きなべースをかかえながら、ブルックリンを歩くチェンパースが、うつむきかげんで微笑んでいる。フランシス・ウルもまた21歳のべーシストを見事に「記録」した。

ドナルド・バード(tp)
ンヨン・コルトレーン(ts)
ケニー・パレ)(g)
ホレス・シルヴァー(p)
ポール・チェンパース(b)
フィリー・ジョー・ジョーンズ(ds)

1 0MICRON オミヲロン
2 WHIMS OF CHAMBERS ウイムス・オ"ブチェンパース
3 NITA ニタ
4 WE SIX ウィ・シックス
5 DEAR ANN ディアアン
6 TALE OF THE FINGERS テイルオブザ・フィンガーズ
7 JUST FOR THE LOVE ジャストフォー・ザ・ラヴ








『Afro-Cuban』 BLP-1535

 

















ホレス・シルヴァーの「1520」における《メッセージ・フロム・ケニア》、ケニー ・バレルの「1523」における《リズモラマ》は、ともに主役であるシルヴァーもバレルも演奏に加わっていない、ドラマーと打楽器奏者のデュエットだ。それはアルバムにおけるアクセントではあるが、決して短くはないその演奏は、たんなる”アクセント”以上の「意図されたもの」を予感させる。

おそらくアルフレッド・ライオンは、エキゾチシズム、熱狂、興奮を求めていた。ある意味では、ジャズ以上に求めていた。のちに「ライオンの狂気」とまで揶揄されることになるリズムや打楽器への傾倒は、すでに先のホレス・シルヴアーのアルバムにおける”アクセント”として顔をのぞかせていた。

録音は1953年11月。ケニー・バレルのアルバムにおけるそれは、3年後の1956年になってもまだ
ライオンの熱が冷めていなかったことを物語る。その間の1955年3月、卜ランペッター、ケニー・ドーハムはライオンの意を受けて書き下ろしたオリジナル3曲をもってレコーディングに臨む。それにジジ・グライスが書いた《パシュアーズ・ドリーム》。メンバーには顔なじみのジャズ・ミュージシャンのみならず、打楽器奏者カルロス・パタート・ヴァルデスとリッチー ・ゴールドパーグが加わる。テーマはジャズとラテンの融合。この分野ではトランペッターのディジー・ガレスピーが先駆だったが、ライオンはたんに陽気なだけのアフロ・キューバン・ジャズを求めてはいなかった。狙いは的中する。

ドーハムが書き下したオリジナルはジャズとラテンを表層的に融合させるにとどまらず、その時点ではまだ生まれていなかった言葉に表される新しい音楽を創造する。のちにそれは”フュージョン”と呼ばれ、このアルバムは30年後、ロンドンを中心に巻き起こるジャズ・ディスコ・ブームの必須アイテムとなる。ここから生まれたものはそれだけではない。『カフェ・ボヘミアのジャズ・メッセンジャーズ』(1507・1508〉で知られる《マイナーズ・ホリデイ》は、このドーハムのレコーディングが初演となる。その『カフェ・ボへミア』とこのレコーディング・メンバーは、ドーハムを筆頭に、モブレー、シルヴァー、ブレイキーが重複する。答えはひとつしかない。

ケニー・ドーハム(tp)
ハンク・モプレー(ts)
セシル・ぺイン(bs)
J.Jジョンソン(tb)
ホレス・シルヴァー(p)
パーシー・ヒース(b)'
オスカー・ペティフォード(b)
アート・ブレイキー(ds)
カルロス・ヴアルテeス(conga)
リッチー・ゴールドパーク(perc)
1 AFRODISIA アフロディジァ
2 LOTUS FLOWER ロータスフラワー
3 MINOR'S HOLlDAY マイナーズホリデイ
4 BASHEER'S DREAM パシュアース' ドリーム
5 K.D.'S MOTlON K.Dズ・モーション
6 THE VILLA ザヴィラ
7 VENITA'S DANCE ヴェニータズ・ダンス


Tracklist
LP, BLP 1535 (1957)
1."Afrodisia" - 5:06
2."Lotus Flower" - 4:17
3."Minor's Holiday" - 4:27
4."Basheer's Dream" (Gigi Gryce) - 5:03
5."K.D.'s Motion" - 5:29
6."La Villa" - 5:24
7."Venita's Dance" - 5:22

Released:End of October 1955
 End of May 1957
Recorded:January 30 and March 29, 1955
Van Gelder Studio, Hackensack
Genre:Jazz
Length: 35:08 (1957)
Label:Blue Note
 BLP 1535 (1957),
Producer:Alfred Lion

2015年12月19日土曜日

『J. R. Monterose-album』BLP 1536


 Tracklist
All compositions by J. R. Monterose except as indicated1."Wee-Jay" - 6:56
2."The Third" (Donald Byrd) - 5:15
3."Bobbie Pin" - 8:03
4."Marc V" - 6:30
5."Ka-Link" (Philly Joe Jones) - 9:01
6."Beauteous" (Paul Chambers) - 5:24
Recorded at Rudy Van Gelder Studio, Hackensack, New Jersey on October 21, 1956.
 
Studio album by J. R. Monterose
Released:1956
Recorded:October 21, 1956
Genre:Jazz
Label:Blue Note
Producer:Alfred Lion
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

『Quartet/Quintet/Sextet』 BLP1537













Studio album by Lou Donaldson
Recorded:June 20 & November 19, 1952 & August 22, 1954
Genre:Jazz
Length:56:50
Label:Blue Note
Producer:Alfred Lion

Tracklist
All compositions by Lou Donaldson except as indicated
1."Lou's Blues"
2."Cheek to Cheek" (Irving Berlin)
3."Roccus" (Horace Silver)
4."If I Love Again" (Ben Oakland)
5."Down Home"
6."The Best Things in Life Are Free" (Lew Brown, Buddy DeSylva, Ray Henderson)
7."Sweet Juice" (Silver)
8."Caracas"
9."Moe's Bluff"
Recorded at WOR Studios, NYC, June 20, 1952 (tracks 1-3) and November 19, 1952 (tracks 4-7) and Rudy Van Gelder Studio, Hackensack, NJ, August 22, 1954 (tracks 8 & 9).
Personnel
Lou Donaldson - alto saxophone
Horace Silver - piano (tracks 1-7)
Elmo Hope - piano (tracks 8 & 9)
Blue Mitchell - trumpet (tracks 5-7)
Kenny Dorham - trumpet (tracks 8 & 9)
Matthew Gee - trombone (tracks 8 & 9)
Gene Ramey - bass (tracks 1-3)
Percy Heath - bass (tracks 4-9)
Art Taylor - drums (tracks 1-3)
Art Blakey - drums (tracks 4-9)
Production
Alfred Lion - producer
Reid Miles - design
Rudy Van Gelder - engineer
Francis Wolff - photography



『Lee Morgan Indeed!』 BLP-1538















Tracklist
1."Roccus" (Silver) - 8:18
2."Reggie of Chester" (Golson) - 4:55
3."The Lady" (Marshall) - 6:47
4."Little T." (Byrd) - 8:23
5."Gaza Strip" (Marshall) - 3:56
6."Stand By" (Golson) - 5:51

Released:End of February/early March 1957
Recorded:November 4, 1956
Van Gelder Studio, Hackensack, NJ
Genre:Jazz
Length:38:10 original LP
Label:Blue Note BLP 1538
Producer:Alfred Lion

『6 Pieces of Silver』 BLP1539















Track list
All tracks written by Horace Silver, except where noted.

1. "Cool Eyes" 5:55
2. "Shirl" 4:16
3. "Camouflage" 4:25
4. "Enchantment" 6:22
5. "Senor Blues" 7:01
6. "Virgo" 5:49
7. "For Heaven's Sake" (Elise Bretton, Donald Meyer, Edwards Sherman)

『Hank Mobley Sextet』 BLP-1540

 

Hank Mobley with Donald Byrd and Lee Morgan

Tracklist
All compositions by Hank Mobley1."Touch and Go" - 9:18
2."Double Whammy" - 8:12
3."Barrel of Funk" - 11:21
4."Mobleymania" - 8:27

Released:Mid March 1957
Recorded:November 25, 1956
Van Gelder Studio, Hackensack
Genre:Jazz
Length:37:18
Label:Blue Note BLP 1540
Producer:Alfred Lion

2015年12月18日金曜日

『Lee Morgan Sextet』BLP 1541

 













Lee Morgan Sextet Tracklist
1."Whisper Not" (Golson) - 7:20
2."Latin Hangover" (Golson, Marshall) - 6:43
3."His Sister" (Golson, Marshall) - 6:32
4."Slightly Hep" (Golson, Marshall) - 6:27
5."Where Am I?" (Golson, Marshall) - 5:49
6."D's Fink" (Golson, Marshall) - 7:41

Studio album by Lee Morgan
Released:End of May 1957
Recorded:December 2, 1956
Van Gelder Studio, Hackensack, NJ
Genre:Jazz
Length:40:32
Label:Blue Note BLP 1541
Producer:Alfred Lion

ハンク・モブレーのアルバム(1540)の約1週間後レコーディング。しかもモブレー、リー ・モーガン、ホレス・シルヴァー、ポール・チェンパース、チャーリー・パーシップの5人は同じ顔ぶれ。ようは先のモブレー盤のトランペツター、ドナルド・パードがアルト・サックスのケニー・ロジャースに代わったにすぎない。一見、安易なレコーディングに映る。だがライオンの慧眼と企画力は、通常であれば「しかたがない」ような演奏が生まれても「しかたがない」ようなものにおいてこそ発揮される。
リー・モーガンにもヴィジョンはあったろう。だが「作品」に対するヴィジョンはあきらかにアルフレッド・ライオンのほうが勝っていた。その「ヴィジョン」 が明確であったことを、このルバムは示す。オリジナル・アルバムのジャケットの裏面には、こんなクレジットがある。"Compositions and arrengements by BENNY GOLSON and OWEN MARSHAL"これがこのレコーディングの「すべて」だ。ライオンのヴィジョンのなかには、この若き卜ランペッターが少なくとも現時点では「曲が書けない」ことも含まれていた。デビュー・アルバムにあたる「1538」ではホレス・シルヴァーの曲が冒頭を飾り、ベニー・ゴルソンやオーウェン・マーシャルやドナルド・パードの曲が並ぶ。すなわちモーガンのオリジナルは1曲もない。だがモーガンにみずから曲を書く必要は、あえてなかった。このトランペツターは「吹くだけ」で世界を変えることができる。そうであれば、もっと吹きたいように吹かせてやろうじゃないか。ライオンはその「ヴィジョン」 をさらに徹底させる。ゴルソン4曲、マーシャル2曲とし、のみならず全曲のアレンジまで委ねる。もっともモーガンにとってゴルソンはディジー・ガレスピー・オーケストラの仲間、マーシャルはフィラデルフィア時代からの友人だった。2人をライオンに紹介したのは、はかならぬモーガンだ。おそらくモーガンはその時点で自分に欠けているものを知っていた。その「欠けているもの」 を知っている2人、モーガンとライオンに迷いはない。その確信がこの名演を生んだ。ベニー・ゴルソン作《ウィスパー・ノット》を吹いたとき、トランペッターはまだ18
歳だった。




001500

『Sonny Rollins, Volume 1』 BLP-1542

 

Tracklist
All pieces by Rollins unless otherwise noted.1."Decision" - 8:03
2."Bluesnote" - 7:01
3."How Are Things in Glocca Morra-" (Lane, Harburg) - 6:20
4."Plain Jane" - 10:00
5."Sonnysphere" - 9:36

Released:March 1957
Recorded:December 16, 1956
Van Gelder Studio, Hackensack
Genre:Jazz, Hard Bop
Length:41:00
Label:Blue Note  BLP 1542
Producer:Alfred Lion

『Wailing With Lou』 BLP 1545









Tracklist
All compositions by Lou Donaldson except as indicated
1."Caravan" (Duke Ellington, Irving Mills, Juan Tizol) - 5:58
2."Old Folks" (Dedette Lee Hill, Willard Robison) - 6:22
3."That Good Old Feeling" - 6:52
4."Move It" - 5:57
5."There Is No Greater Love" (Isham Jones, Marty Symes) - 6:54
6."L.D. Blues" - 5:18

Released:June 1957
Recorded:January 27, 1957
Van Gelder Studio, Hackensack
Genre:Jazz
Length:37:21
Label:Blue Note BLP 1545
Producer:Alfred Lion

Personnel
Lou Donaldson - alto saxophone
Donald Byrd - trumpet
Herman Foster - piano
Peck Morrison - bass
Art Taylor - drums

アルバム・ストーリー
1960年代後半、アルト・サックス奏者ルー・ドナルドソンはブルーノート史に残る大ヒットを放つ。その曲《アリゲー夕ー ・ブーガルー》について、ドナルドソンがぼやく。「俺たちがあの曲をやるのにどれだけ考えたか、想像できるかい? ”ゼロ”。だ。完壁に”ゼロ” だ。あの曲はセッションの息抜きをかねて楽しむためにやっただけだ。まあジャム・セッションみたいなものだ。それが大ヒットした。俺たちがさんざん考え、苦労に苦労をかさねてレコーディングした曲はまったく”ヒット”のヒの字もなかったというのにだ!」

《アリゲーター・ブーガルー》の10年前、ルー・ドナルドソンはニュージャージー州の片田舎にあるスタジオで”ヒットのヒの字” も望めないようなレコーディングに汗を流していた。おそらくは今回も事前のリハーサルはなかった。ドナルドソンはリハーサルで互いの手の内をみせるよりも本番の一発勝負に賭けることを好む。この日のレコーディング記録は、3曲目からしか残されていない。1曲目と2曲目は、おそらく簡単なリハーサルにあてられた。テープが回された3曲目は、バラードの《星影のステラ》とする記録が残っている。だがそれは4曲目からの本番に備えての軽いウォーミング・アップにすぎない。この日、最初にレコーディングされたのは、ドナルドソン作の軽快なブルース、《ザッド・グッド・オールド・フィーリング》だった。

ドナルドソンは、完壁主義者であるライオンとおよそ相容れないタイプのミュージシャンだった。だがライオンはドナルドソンを容認し、ドナルドソンもまた自身のスタイルを貫く。その背景には、このアルト・サックス奏者が1926年の生まれだったことが大きい。1938年生まれのリー・モーガンのような世代が台頭しつあったなかで30歳を目前にしたドナルドソンはすでに、”ベテラン”だった。そこには旧世代のミュージシャンに対するライオンの敬意がある。その敬意が、このアルト・サックス奏者に「悪意のない誤解」 を抱かせる、おそらくは要因だった(「1537」参照〉。

《キャラヴアン》では、「簡単なリハーサル」があったことをうかがわせるドラムスとのデユエットが随所に聴かれる。”ベテラン”が若手ドナルド・バードを使い切る。

 The Magnificent Thad Jones,Vol. 3 BLP 1546

 













Artist:Thad Jones 
Type:Album
Released:August 1957 
Recorded:July 14, 1956 - February 2, 1957 
RYM Rating: 3.65  / 5.0  from 8 ratings   
Ranked:#561 for 1957
Genres :Hard Bop
 
Descriptors  
Issue details
Blue Note Records / BLP 1546 / United States 









Attributes
33 rpm, Mono

『A Date with Jimmy Smith Volume One』 BLP-1547


Tracklist
Side one
1. "Falling in Love With Love"   Lorenz Hart, Richard Rodgers 12:09
2. "How High the Moon"   Nancy Hamilton, Morgan Lewis 6:00
Side two
1. "Funk's Oats"   Jimmy Smith 15:53

Recorded at Manhattan Towers in New York City on February 11 (tracks A1 & B1), and February 13 (track B2), 1957
Released:1957
Recorded:February 11 & 13, 1957
Genre:Jazz
Length:34:02
Label:Blue Note
Producer:Alfred Lion

『A Date with Jimmy Smith Volume Two』 BLP-1548

Tracklist
Side one
1. "I Let a Song Go Out of My Heart"   Duke Ellington, Irving Mills, Henry Nemo, John Redmond 16:59
Side two
1. "I'm Getting Sentimental Over You"   George Bassman, Ned Washington 4:11
2. "Groovy Date"   Hank Mobley 6:00


Released:1957
Recorded:February 11 & 12, 1957
Genre:Jazz
Length:27:10
Label:Blue Note
Producer:Alfred Lion

2015年12月17日木曜日

『Cliff Jordan』BLP 1549



Tracklist
1."Status Quo" (John Neely) - 5:36
2."Bo-Till" (Cliff Jordan) - 5:56
3."Blue Lights" (Gigi Gryce) - 6:38
4."Billie's Bounce" (Charlie Parker) - 9:34
5."Evil Eye" (Jordan) - 5:14
6."Everywhere" (Horace Silver) - 5:45

Studio album by Cliff Jordan & John Gilmore
Released:July 1957
Recorded:March 3, 1957
Van Gelder Studio, Hackensack
Genre:Jazz, Hard Bop
Length:46:15
Label:Blue Note BLP 1549
Producer:Alfred Lion



『Hank Mobley Quintet』BLP 1550














Tracklist
All compositions by Hank Mobley
1."Funk in Deep Freeze" - 6:50
2."Wham and They're Off" - 7:42
3."Fin de l'affaire" - 6:39
4."Startin' from Scratch" - 6:43
5."Stella-Wise" - 7:18
6."Base on Balls" - 7:33

Personnel
Hank Mobley - tenor saxophone
Art Farmer - trumpet
Horace Silver - piano
Doug Watkins - bass
Art Blakey - drums
Released:Early August 1957
Recorded:March 8, 1957
Van Gelder Studio, Hackensack
Genre:Jazz
Length:57:22
Label:Blue Note BLP 1550
Producer:Alfred Lion

『A New Sound A New Star: Jimmy Smith at the Organ Volume 2』BLP 1552














Tracklist
All compositions by Jimmy Smith except as indicated
1."The Champ" (Dizzy Gillespie) -8:36
2."Bayou" -4:52
3."Deep Purple" (Peter DeRose, Mitchell Parish) -7:14
4."Moonlight in Vermont" (John Blackburn, Karl Suessdorf) -4:32
5."Ready 'n Able" -6:31
6."Turquoise" -4:12
7."Bubbis" -4:32 Recorded at Rudy Van Gelder Studio, Hackensack, New Jersey on March 27, 1956

Personnel
Jimmy Smith -organ
Thornel Schwartz -guitar
Donald Bailey -drums

2015年12月16日水曜日

『Lee Morgan Vol. 3』BLP 1557



Tracklist
1."Hasaan's Dream" - 8:44
2."Domingo" - 9:22
3."I Remember Clifford" - 7:07
4."Mesabi Chant" - 6:09
5."Tip-Toeing" - 6:39
6."Tip-Toeing" [Alternate Take] - 6:40 Bonus track on CD
All compositions by Benny Golson.

Studio album by Lee Morgan
Released:1957
Recorded:March 24, 1957
Van Gelder Studio, Hackensack
Genre:Jazz
Length:38:01 original LP
Label:Blue Note BLP 1557
Producer:Alfred Lion


001500

『Sonny Rollins, Vol. 2』 BLP-1558



Tracklist
Side one
1."Why Don't I-" (Rollins) - 5:44
2."Wail March" (Rollins) - 6:11
3."Misterioso" (Monk, Denzil Best) - 9:24
Side two
1."Reflections" (Monk) - 7:03
2."You Stepped Out of a Dream" (Herb Nacio Brown, Gus Khan) - 6:24
3."Poor Butterfly" (Raymond Hubbell, John Golden) - 6:06

Released:October 1957
Recorded:April 14, 1957
Van Gelder Studio, Hackensack
Genre:Jazz, Hard bop
Length:40:52
Label:Blue Note BLP 1558
Producer:Alfred Lion

2015年12月15日火曜日

『A Blowing Session/Johnny Griffin』BLP1559

 

『HANK 』BLP 1560

 
Tracklist
All compositions by Hank Mobley except as indicated.
1."Fit for a Hanker" - 7:24
2."Hi Groove, Low Feedback" - 9:56
3."You'd Be So Easy to Love" (Porter) - 5:39
4."Time After Time" (Cahn, Styne) - 6:48
5."Dance of the Infidels" (Powell) - 7:54

Personnel
Hank Mobley - tenor saxophone
John Jenkins - alto saxophone
Donald Byrd - trumpet
Bobby Timmons - piano
Wilbur Ware - bass
Philly Joe Jones - drums

『バードランドの夜』から31年と1日が過ぎた1985年2月22日、ニューヨークのタウンホールでブルーノートの復活祭『ワン・ナイト・ウィズ・ブルーノート』、が聞かれた。その主宰者ブルース・ランドヴァルの回想。「私は引退していたアルフレッド・ライオンに出席してもらいたいと考えた。そこで電報を送った。翌日、電話がかかってきた。”ブルース? アルだ。ペンをもってるかい? テナーサックスはデクスター・ゴードンとハンク・モブレーだ。おっとハンクはまだ演奏していたかな? アルト・サックスはジャッキー・マクリーンだ・・・・。

彼はそうしてすべての楽器に対して私たちが声をかけるべきミュージシャンの名前を挙げていった。私はこうこたえるしかなかった。”イエス、イエス、ミスター・ライオン、ちゃんとメモしましたよ。ちょっとルース(ライオン夫人)と話したいんですが” ライオンが「まだ演奏していたかな?」と気にとめたハンク・モプレーは、すでに演奏していなかった。いや演奏はしたかった。だが1970年代以降は健康を害し、フィラデルフィアでひっそりと暮らしていた。「もちろん私たちはハンクを探し出した。そしてアルフレッドに会いにニューヨークまできてほしいと頼んだ。彼は、きてくれた」(ランドヴアル)その夜、ハンク・モブレーがステージに立つことはなかった。もう何年もテナー・サックスを吹いていなかった。ライオンの目前でぶざまな演奏を聴かせるわけにはいかない。55歳の元ジャズ・ミュージシャンは、ただただライオンに会いたかった。

おそらくはこの夜の再会と久々に吸ったニューヨークの空気のせいだろう、モブレーは、ふたたびテナー・サックスを手に取り、懸命に練習に励む。ピアニスト、デューク・ジョーダンがモプレーを助け、ついには、さほど有名でないジャズ・クラブのステージに立つまでになる。だが時間は残されていなかった。数ヶ月後の1986年5月、27歳のモブレーは、肺炎によって他界する。享年56歳。

1957年4月21日。ライオンが見守るなか、5枚目のリーダー・アルバムをレコーディングしていた。トランペッターはドナルド・バード。アルト・サックスは、ジョン・ジェンキンス。ピアノはボビー・ティモンズが弾く。ウィルバー・ウェアがべースを刻み、フィリー・ジョー ・ジョーンズが熱いビーを送り込む。